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賃貸の預貯金審査はいくら必要?無職の賃貸審査突破法
カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報  / 投稿日付:2024/07/25 22:15

賃貸の預貯金審査はいくら必要?無職の賃貸審査突破方法を詳しく解説

(この記事は約5分で読めます)


目次

1. 預貯金審査とは

2. 無職で賃貸の審査に通る預貯金はいくら?
 ー無職で賃貸の預貯金審査に通る目安は家賃2年分

3. 預貯金審査できる賃貸物件の3つの特徴
 3.1家賃が安めの単身向け物件
 3.2預貯金審査に対応している管理会社の物件
 3.3大家さんが管理している自主管理物件

4. 無職でも賃貸物件を借りる方法7選 
 4.1預貯金審査で通してもらう 
 4.2家賃を1~2年分前払いする
 4.3収入がある親族に連帯保証人を頼む
 4.4仕事を決めて支払い能力を示す
 4.5引っ越し理由を詳細に説明する
 4.6無職でも通りやすい保証会社を使う
 4.7親族に代理契約してもらう

5無職でも審査に通りやすくなる5つのコツ
 5.1家賃ができるだけ安い物件を選ぶ
 5.2デメリットが目立つ物件を探す
 5.3シェアハウスやマンスリー物件を選ぶ
 5.4セーフティネット住宅を探す
 5.5不動産業界の閑散期に引っ越す

6. まとめ







1.預貯金審査とは


預貯金審査とは預貯金額を提示して賃貸審査をする方法のことです。

賃貸審査では支払い能力を示す必要があるため、無職の方など収入がない場合は、預貯金額で審査をかけることになります。

一般的に、定職に就いておらず賃貸を借りる場合、通常の審査書類にプラスで貯金残高を証明できる書類の提出を求められ、大抵は銀行の通帳コピーを提出することになります。

 

今回はこの預貯金審査について解説します。


2.無職で賃貸の審査に通る預貯金はいくら?


 

結論、家賃の約2年分(24カ月分)が必要です。

 

家賃10万円の場合

10(万円)×24(カ月)=240万円

家賃5万円分の場合

5(万円)×24(カ月)=120万円

また余談ですが、テレビCMでおなじみUR賃貸は預貯金審査の場合、家賃の100カ月分必要です。
100カ月分ないと預貯金審査の土台にすら乗りません。

この数字を聞くと高額に感じますが、

逆に言えば、仕事をしていなくても家賃の支払い能力を提示することさえできれば賃貸物件を借りることは可能ということです。

 

ただしすべての物件で預貯金審査可能というわけではありません。預貯金審査ができる物件に関しては次の章で詳しく解説します。

 

3.預貯金審査できる賃貸物件の3つの特徴



✔家賃が安めの物件を選ぶ

単純に家賃が高くなればなるほど預貯金審査に必要となってくる金額が膨れ上がります。

家賃設定額を下げることで預貯金審査に必要な金額が少なくなるため、必然的に物件が借りやすくなる、審査の難易度が下がるということです。

まずはあまり無理をせず物件選びをすることをお勧めします。

 

✔預貯金審査に対応している管理会社の物件を選ぶ

預貯金額が十分にあればどの物件でも預貯金審査が可能というわけではありません。

預貯金審査に対応している管理会社としては

大東建託パートナーズ

住友林業レジデンシャル

レオパレス

地場の不動産賃貸管理会社

があげられます。

 

意外にも感じますが、大手管理会社は合理的に審査をしてくれる傾向があります。

仕事をしていなくてもお金があれば審査の土台のは乗せてくれるということです。

都内の一等地のマンションは大手管理会社が管理している物件がほとんどですが、無職の状態だが住みたい、預貯金はある、と言った場合は預貯金審査対応可能であるか確認してみると良いでしょう。

 

また地場の不動産会社は合理性とは逆に、親切丁寧に対応してくれる傾向があります。

個人の事情に合わせて柔軟に、親身に対応してもらいやすいため相談してみるのも一つの手です。

 

✔大家さん自主管理の物件を選ぶ

大家さんというのは自分で物件を購入した後

・自分で管理やメンテナンスをする

・不動産屋さんにお任せする

という2パターン存在します。

そのうち預貯金審査に対応している可能性が高いのは前者の自分で管理をしている=自主管理している大家さんの物件です。

預貯金審査しやすい理由としては先ほどの地場の不動産賃貸管理会社の例と同じです。親身に相談に乗ってもらいやすいため、事情を説明して相談してみるのもよいでしょう。

 

大家さんとしては家賃の滞りさえなければよいという考え方の人も多いです。

収入がなくても預貯金があり、そこから生活費が賄えるということを証明することで、大家さん自主管理物件であれば案外対応してもらえることがあるというわけです。

また相談する際は謙虚であることも大切です。

大家さんとしては入居後のトラブルを避けたいため、真面目かどうか、最低限のコミュニケーションがとれるか、人間性の部分も案外見ています。

ただし預貯金審査に対応してくれる場合、当然保証会社加入は必須条件とされる場合が多いです。保証会社の審査に受かって、大家さんの審査も受かればその物件に入居できます。

大家さん自主管理の物件の探し方としては一般の方でもSUUMOやHOME'S等インターネットで探すことが可能です。

取引対応というところが「貸主」表記であれば掲載しているのは大家です。

いわゆる大家さん兼業の不動産会社です。

 

気になる物件があった際はこの欄をチェックしましょう。

また大家さんが直接入居者募集をしているサイトとして「ジモティー」、「ウチコミ」の2つが挙げられます。SUUMOなどの物件サイトとは違って、この2つの物件は入居者を探すために大家さんが直接物件掲載をしているサイトなので手っ取り早く探すことが可能です。



4.無職でも賃貸物件を借りる方法7選

 無職で物件を借りる方法として7つ紹介します。

✔預貯金審査で通してもらう

 まずは先ほども紹介した預貯金審査です。
無職の方が賃貸物件を借りる際は、家賃支払い能力を証明するために預貯金額を提示して審査をする預貯金審査が比較的有効な手段といえます。

 

✔家賃を1~2年分前払いする

 家賃1~2年分を一括で支払う方法です。

大家さんとしては家賃の未払いを防げるため対応してくれる大家さんも存在します。

ですが、意外と前払い対応可の物件は少なく、割合としては500件のうち1件あるかないかのレベルです。そのような物件を探すことはかなりの時間と労力が必要になるため、であれば先ほど解説した預貯金審査対応の物件を探すことをお勧めします。

 

✔収入がある親族に連帯保証人を頼む

収入がある親族に連帯保証人になってもらう方法です。

「収入がある」というのが重要です。

連帯保証人というのはそもそも借主が家賃を払えなくなってしまった場合に代理で払う役割があります。そのため収入がない方、また収入があっても低収入であったり、収入が不安定である方は連帯保証人にはなれません。

 

✔仕事を決めて支払い能力を示す

 仕事を見つけて収入を得る方法です。

これは方法論としてはずれてしまいますが、無職だから審査に通らないのであれば仕事に就いて収入を得るというのが手っ取り早い方法といえます。

 

✔引っ越し理由を詳細に説明する

 引っ越し理由の詳細を説明する方法です。

・なぜ無職なのか

・いつまで無職なのか

・いつから仕事を始めるのか

このような内容を説明することで大家さん、管理会社、保証会社にとって安心材料となります。内定が決まっている場合は内定通知書を提出しましょう。

安心材料を与えることで審査通過率はグンと上がります。

ただし引っ越し理由の詳細を説明する方法は確実に審査が通せることの有効手段としては少し弱いです。他に紹介した連帯保証人を用意して審査をする方法や預貯金審査をする方法のプラスαでこの方法を使うのがおすすめです。

審査の際になぜ無職なのか?など質問された際はスムーズにわかりやすく説明できるように事前準備をしておきましょう。

 

✔無職でも通りやすい保証会社を使う

 無職の方でも通りやすい保証会社の物件を探す方法です。

物件を借りる際は保証会社、管理会社、大家さんの3つの審査を突破することが必須になりますが、この3者で最も審査難易度が高く審査落ちしやすいのは保証会社の審査です。保証会社の審査さえ通過してしまえば管理会社、大家さんは入居を許可してくれるケースが大半です。

無職の方でも審査を通してくれる保証会社としては


プラザ賃貸保証:レオパレスのグループ会社

ロイヤルインシュア:審査難易度の低い保証会社

一部独立系保証会社

 などがあります。

ちなみに無職でも通りやすい保証会社を探す場合、一般の方が自分で探すのは非常に困難です。賃貸審査に強い専門の不動産会社に依頼するようにしましょう。

 

✔親族に代理契約してもらう

 親族に代理契約してもらう方法です。

入居者本人が無職で賃貸物件を借りられない場合、

本人の親が代わりに契約+支払いをして、住むのは親では本人というような構図です。

大家さんや保証会社としては契約者である親が家賃を問題なく支払ってくれるのであれば心配がないため無職の方でも物件を借りる方法としては有効な手段といえます。

 

5.無職でも審査に通りやすくなる5つのコツ


続いて審査通過しやすくなるコツを5選紹介します。

前章の無職の方でも賃貸物件を借りる方法と合わせて押さえておきましょう。

 

✔家賃ができるだけ安い物件を選ぶ

 家賃ができるだけ安い物件を選ぶことです。

家賃を下げることで入居審査のハードルは一気に下がります。

家賃(=固定費)が安ければ安いほど結果として実際に入居した後の滞納率も下がるため無理のない範囲の家賃帯で物件を探すことをお勧めします。

 

✔デメリットが目立つ物件を探す

 デメリットの多い物件を選ぶことです。

 例として

・最寄り駅から距離のある物件

・築年数が古い物件 

・周りに坂道が多く好まれない位置にある物件

・水回りや空調などの設備が古い物件

などです。

 このようなデメリットのある物件は人気がないため入居者が付きづらい傾向にあります。

つまり大家さんからみても入居者を選べない状況にあるということです。

入居者が途切れてしまい物件に空室ができてしまうと大家さんとしては家賃収入が減ってしまうため申込があった際は入居審査を緩くしてくれる場合があります。

そのためこのようにデメリットの多い物件にあえて申込をして交渉するというのも1つの手です。

 

✔シェアハウスやマンスリー物件

 シェアハウスやマンスリー物件を選ぶことです。

シェアハウスの場合、保証会社の審査は基本的にはありますが、最初から審査の緩い保証会社が設定されていることが多く入居しやすくなっています。

またマンスリー物件においては、保証会社の審査すらなく1カ月分の入居費用さえ払えば入居できてしまいます。無職の方でも基本的にマンスリー物件は借りることは可能です。

ただしマンスリーマンションは通常の賃貸物件と比べると割高な傾向があるためあまり長く住むにはおすすめしません。

 

✔セーフティネット住宅を探す

 セーフティネット住宅を選ぶことです。

これは住宅セーフティネット制度という国が作った制度で、

登録基準を満たした物件をセーフティネット住宅として大家さんが登録すると、入居者に代わって国が大家さんに家賃の一部を払ってくれるというものです。

国が一部支援をしてくれるため大家さんとしても安心できる仕組みになっています。

インターネットで住宅セーフティネットと調べると国が作ったサイトが出てくるので、ここからセーフティネット住宅を探すことが可能です。

ちなみにこのセーフティネット住宅のサイトに掲載中の物件であればそもそも無職の方でも入居可な物件であるため、先ほど紹介したウチコミやジモティといった物件掲載サイトとはニュアンスが異なります。是非一度チェックしてみてください。

 

✔不動産業界の閑散期に引っ越す

 不動産業界の閑散期に物件を探すことです。

具体的には4月から11月です。その中でも特におすすめは7月8月です。

不動産屋さんが暇な時期であれば一人のお客さんにたいして費やす時間が自ずと増えます。

忙しい時期と比べて親身になって物件を探してくれる可能性が高いため、あえて閑散期に物件探しをすることでいい物件に巡り合える可能性も高くなります。

引っ越し時期にこだわりのない方はこのような閑散期を狙って物件探しをするとよいでしょう。

 


6.まとめ


 ここまで無職の方が賃貸物件を借りる際のポイントを解説しましたが、

結論、無職の方で預貯金審査をしたい方、賃貸物件を借りたい方は入居審査に強い専門の不動産専門会社へ一度足を運ぶことをおすすめします。

自分で無職でも審査通過可能な物件を探すにはかなりの労力と時間を費やす必要があります。プロに任せて効率よく物件探しをしましょう。

当社も入居審査に強い専門会社です。

一度審査落ちしてしまうと同じ物件で審査をかけることはできなくなってしまい、選択肢も減ってしまうため、申込をする前の段階で是非当社へお問合せ、ご相談ください。


この記事の監修者

若井 直也

業界歴 10年

株式会社A-S(エース不動産)代表取締役。 大手出版社→ゲーム開発会社で経理及び経営管理に従事。 その後大手不動産会社で1年で店長まで上り詰め、独立。 創業2年目で、大借金を負い、保証会社のブラックリスト入り。 同じ経験をした人を救うべく、保証会社と不動産賃貸事業の複合業態を自社で始める。 そこで培ったノウハウを、YouTube、TiKToK、BLOGを通じて展開。 中小企業庁及び東京都知事の「経営革新計画」で本施策の認定を受理。 国の支援のもと、賃貸審査が通るための情報を日々配信。 動画登録者数は2,000~4,000人。自社非公開物件の会員数は10,000人を突破。

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賃貸審査に通るか不安な方向け、審査の前に知っておくべきこと 審査が厳しい保証会社トップ10
カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報  / 更新日付:2024/07/10 19:35  / 投稿日付:2024/07/10 19:36

賃貸審査に通るか不安な方向け、審査の前に知っておくべきこと 審査が厳しい保証会社トップ10!

(この記事は約7分で読めます)


目次

1. 入居審査申し込みの前に
2. 賃貸審査の流れとは?
3. 保証会社の審査難易度レベル
4. 審査が厳しい保証会社ランキングトップ10 
 1位 オリコフォレントインシュア 
 2位 アプラス 
 3位 エポス 
5審査に落ちる5つの理由
6. 保証会社は自分で選べる?
7. 審査の緩い物件の探し方

8審査突破するための3つの対策
9まとめ







1.入居審査申し込みの前に




保証会社は全国に100社以上あり、それぞれ審査項目や基準は異なります。

審査に通るか不安と言っても不安に感じる点や、事情はそれぞれであるため、

仕事内容に不安があるから、家賃滞納歴があるから、犯罪歴があるからなどといって絶対に賃貸物件を借りられないというわけでもありません。事情によって保証会社との相性は変わってきます。

 

審査突破において大切なことは、事前にしっかりと対策をすることです。
入居審査に落ちると、その後のお部屋探しに影響が出る可能性があるため、むやみに審査に出すことはやめましょう。

そこで今回は審査に出す前に知っておくべき保証会社のアレコレと賃貸審査を突破するための対策を解説します。


2.賃貸審査の流れ


 

賃貸物件に入居する場合、契約に至るまでに3つの審査を突破する必要があります。

 

保証会社の審査

 ↓

管理会社の審査

 ↓

大家さんの審査

この3者が順に審査を行います。

 

✓保証会社の審査

家賃等の支払いを保証する会社です。

保証会社は入居者が家賃の滞納をした際に立て替える役割を担うため、ここでの審査は家賃を支払う能力があるかという点を重点的に調べます。

特に入居審査で否認となりやすいのはこの保証会社の審査です。

職業や収入、勤務年数、過去の滞納歴等様々な視点から「家賃の支払い能力」の確認をされます。保証会社により審査基準や審査項目は異なり、全社共通の基準がないため、審査の難易度が異なるというわけです。

最近では個人の連帯保証人よりも信頼できるため保証会社を採用する大家さんは多く、首都圏の90%ほどの物件が保証会社必須で募集されています。

保証会社を利用する場合、入居者は保証会社を利用する代わりに、保証料を支払います。



✓管理会社の審査

建物を管理する会社です。
原則、管理会社は入居者とのやりとりがあるため、本当に入居させても大丈夫なのか、入居後にトラブルを起こしそうな人ではないか、という視点で重点的に調べます。

対応がしっかりできること、コミュニケーションが問題なくとれることが求められます。

内見で管理会社が立ち会いの場合は、身なりや話し方、態度を見られている可能性があるため十分に注意しましょう。


✓家主の審査

家主が個人の場合は、管理会社と繋がりがあるので、
保証会社や管理会社が了承してればOKという場合が多いです。

しかし、家主が法人の場合、チェックが長くなるので、審査日数がかかるケースが多いです。

イメージとしては、物件担当者の承認→課長の承認→部長の承認のように複数人のチェックが入り、最終的に入居させて問題ないかという判断となるためです。

 

誰か一人でも否決と言えば、審査不承認という結果となってしまうため家主が個人の場合に比べ法人は審査通過が難しいと言われています。

3.保証会社の審査難易




前章で入居審査で否認となりやすいのは保証会社の審査とお伝えしましたが、
保証会社の種類は大きく分けて3つあります。

信販系保証会社、信用系保証会社、独立系保証会社の3つで、審査難易度順に

 

レベル【

↑信販系保証会社

↑信用系保証会社

↑独立系保証会社

レベル【

 

となります。

簡単に3つの種類の説明をします。

 

✔信販系保証会社

信販系保証会社はクレジットカード会社が多く、クレジットカードの事故歴・自己破産・債務整理・消費者金融の借り入れを見て判断することが多いです。

CIC(指定信用情報機関)JICC(日本信用情報機構)などの過去の履歴を取り寄せ、入居審査に採用しているため、審査項目が多く難易度が高いと言われています。

 

審査項目には、

・クレジットカードの滞納
・携帯電話の分割払い滞納
・奨学金の滞納
・国民健康保険料の未納
・公共料金の滞納
・犯罪・逮捕歴
・反社会的勢力該当

等が挙げられます。

 

 

✔信用系保証会社

信用系保証会社は過去の家賃の滞納歴をチェックして審査をします。

LICC (一般社団法人 全国賃貸保証業協会)CGO(一般社団法人 全国保証機構)という協会に加盟している会社間で「過去の家賃滞納歴」や「トラブルのあった情報」を共有しています。

過去に、加盟している保証会社で家賃滞納があった場合は他の保証会社での審査にも大きく影響するため注意が必要です。

 

✔独立系保証会社

独立系という名前の通り、
他の会社と情報を共有せず独自の審査基準で審査をする保証会社です。

独自での情報は蓄積されていますが、他の保証会社の情報は一切わからないため
他社で事故を起こしていても、初めて審査をするという事であれば、影響はありません。

相対的に、審査は通す前提となっている事が多く、緩い傾向にあります。



4.審査の厳しい保証会社トップ10

 


1位オリコフォレントインシュア

オリコフォレントインシュアは先ほどの章で解説した保証会社の3区分のうち一番審査難易度の高いといわれる信販系保証会社に該当します。

都心部の分譲マンションや大手ハウスメーカー系の物件では審査時に頻出度の高い保証会社の1つで、審査時にクレジットカードの事故歴を重視するため信用情報に傷がある場合は基本的に審査に通りません

また過去の家賃滞納歴をみる場合もあるためその点も注意が必要です。

 

2位アプラス

アプラスもオリコ同様信販系保証会社です。

大手の積水ハウスやホームメイトの管理物件で審査時に頻出度の高い保証会社の1つで、

金融情報(CIC)と照らし合わせて審査をするため、過去にクレジットカードなどの滞納、携帯電話(本体代)未納、奨学金未納、住宅・自動車ローンの滞納がある場合は、基本的に審査に通りません。

また、新生銀行と全面提携しているため、銀行貸付時の審査ノウハウも持っている可能性が高いです。

 

3位エポス

エポスは「エポスカード」を扱うクレジット会社で、こちらも信販系保証会社に該当します。

エポスの家賃保証サービスROOM iDを扱う管理会社は非常に多いため、エポスの審査に落ちてしまうと物件の選択肢は大幅に減ってしまうという危険性があります。申し込む際は注意が必要です。

エポスカードを持っている人は、カードの審査通過をしている点から、利用状況に問題がなければ審査に通りやすいと考えられます。

 

4位SBIギャランティ

SBIギャランティは、ネット銀行の最大手「SBIグループ」の傘下にある家賃債務保証会社で、信販系保証会社に該当します。

都心部の高額な賃貸住宅の審査時に頻出度の高い保証会社の1つで、

過去にクレジットカードの滞納、携帯電話(本体代)未納、奨学金未納、住宅・自動車ローンの滞納がある方は基本的に審査に通りません。

 

5位全保連

全保連はLICC (一般社団法人 全国賃貸保証業協会)に加盟する、保証会社の中では最大手の保証会社です。

2022年6月にはJICC(個人情報保管機関)に加盟し、信用系から信販系保証会社にレベルアップしたため審査がより厳しくなりました。

また全保連は協定不動産会社が非常に多く、全保連の審査に落ちてしまうと全国の約35%もの物件が借りられなくなる可能性があると考えられます。選択肢が非常に狭まってしまうため、むやみに申し込むことはやめましょう。

 

6位クレディセゾン

クレディセゾンは「セゾンカード」を扱っているクレジットカード会社で信販系保証会社に該当します。

金融情報(CIC)と照らし合わせて審査をするため過去にクレジットカードの滞納、携帯電話(本体代)未納、奨学金未納、住宅・自動車ローンの滞納がある方は基本的に審査に通りません。

また、提携先の新生銀行と情報共有しているため、銀行貸付時の審査ノウハウも持っている可能性が高いです。


7位ジャックス

ジャックスは決済代行会社としてはシェアトップ3に入る最大手です。主にカード決済・ローン決済・家賃債務保証を主軸としており、比較的、大手管理会社物件の審査時に頻出度の高い保証会社の1つです。

ジャックスも金融情報(CIC)と照らし合わせて審査をします。

 

8位ライフあんしん保証

あんしん保証は提携先のライフカードやイオンカード等複数のクレジットカード会社と情報共有しているため過去にクレジットカードの滞納がある場合は基本的に審査に通りません。

あんしん保証は実績がある上場企業であるため、家主からの信頼も厚く、都市部の賃貸物件での審査時に頻出度の高い保証会社の1つです。

 

9位エルズサポート

エルズサポートはLICC(全国賃貸保証業協会)とCGO(一般社団法人 全国保証機構)に加盟している信用系保証会社です。この提携業者内で情報共有しているため、過去に家賃滞納歴がある場合、審査は基本的に通りません。

 

10位ジェイリース

ジェイリースはLICC(全国賃貸保証業協会)に加盟している信用系保証会社です。保証会社の中でも数少ない“東証一部上場”の大手で、信用系保証会社のなかでも審査は厳しめといわれています。提携業者内で情報共有しているため家賃の滞納歴がある場合は要注意です。


5.審査に落ちる理由と


 

  • 入居審査に落ちてしまった場合、一般的に「落ちた」という事実のみ伝えられ、
    なぜ落ちたのか理由を教えてもらえないことがほとんどです。

     

    そのため審査に一度落ちてしまっても改善することが難しいのが事実です。

    審査落ちする原因としてよくあるパターンを5つ紹介します。申し込みをする前に当てはまる点がないかチェックしておきましょう。

     

    ✔収入に対して家賃が見合っていない

     一般的に収入の3分の1までに家賃がおさまるラインであれば審査通過が可能といわれています。収入に対して高すぎる家賃帯であると滞納を心配されて審査落ちする場合が多いです。

    審査に通るか不安な場合は家賃帯を下げることで審査基準も下がり審査通過しやすくなるため検討してみてください。

     

    ✔家賃の滞納歴がある

    家賃の滞納歴は対象の保証会社にデータとして蓄積されるだけでなく、その保証会社が加盟している協会で情報共有されている場合があります。

    家賃債務保証協会は、大きく分けて、LICC(一般社団法人 全国賃貸保証業協会)CGO(一般社団法人 全国保証機構)の2つが存在します。

    この協会に加盟している保証会社で過去に家賃滞納歴がある場合は、他の加盟業者の審査にも通りません

    過去に家賃滞納歴がある場合は要注意です。

     

    ✔信用情報に傷がある

    過去から現在に至るまで、クレジットカードの滞納、携帯電話の分割払い滞納、奨学金の滞納、国民健康保険料の未納、公共料金の滞納、等個人の信用情報に傷がある場合は8割以上の確率で審査落ちしてしまうのが現状です。 

    ただし独立系保証会社のように審査時に個人の信用情報を審査項目に含めない保証会社も存在するため必ずしも審査が通らないというわけではありません。

     

    ✔収入が不安定、または職業の印象が悪い

    収入が不安定な場合は家賃の滞納を心配され審査落ちする例が多いです。

    収入が不安定とされる属性としては無職、就職予定のない学生、水商売や夜職、派遣社員、契約社員、個人事業主、フリーランス等が挙げられます。

    また水商売や夜職は収入が不安定といった理由のほかに、昼夜が逆転するため、近隣住民と騒音トラブルになる可能性があるといった懸念があり入居NGとする家主が多いのが現状です。

     

    ✔人柄の心配

    人柄に問題がある人は、近隣トラブルを起こしかねないという心配から意外にも審査落ちすることがあります。身なりや態度、話し方など管理会社や大家さんに見られている点でもあるのでその点は注意が必要です。



6.保証会社は自分で選べる?


 


結論、保証会社を自分で選択することはできません


物件ごとに利用する保証会社は決められているためです。

審査に不安のある方で審査の緩い保証会社を希望する場合は審査に詳しい専門の不動産会社へ相談することをお勧めします。またその際、伝えづらい内容もあるかとは思いますが、担当者へ具体的に審査の不安内容を伝えることが審査通過への近道 です。

 

冒頭でもお伝えした通り一度入居審査に落ちると、その後の審査にも影響がでることがあるためむやみに審査にだすことはやめましょう。



7.審査の緩い物件の探し方


 

一般的に物件を探す際は物件掲載サイトをみて選択する場合が多いかと思いますが、
審査に不安のある方は物件掲載サイトから申し込むことはあまりおすすめできません。


なぜならその物件がどこの保証会社の審査を通すかはサイトを見てもわからないためです。


自分でサイトから探すことは審査突破への遠回りになるため、審査に詳しい不動産仲介会社へ足を運ぶことがベストです。
現状を包み隠さず説明することで、営業担当者はその方の事情に合わせて審査通過の可能性が高い物件の提案をしてくれます。

 

特に審査の緩い物件として例を挙げると

①   独立系保証会社を利用する

②   不動産会社(管理会社) 兼 大家さんに相談する

③   不動産会社(管理会社) 兼 保証会社に相談する

④   空室期間の長い物件を選ぶ

⑤   家賃の安い物件を選ぶ

のような物件は審査が通りやすいです。

 

①独立系保証会社を利用する

前述した通り、独立系保証会社とは、他の保証会社などの滞納歴や個人情報を参照せず、独自の審査基準で審査を行っている保証会社になります。そのため、独立系保証会社の審査はゆるく、審査落ちすることはほぼありません。

ただし、もし審査落ちとなった場合、同じ保証会社での再審査は受け付けてもらえないのでその点は注意しましょう。

 

基本的に保証会社は大家さんや不動産会社が決めているので、入居者が自分で保証会社を選ぶことはできませんが、不動産会社もお客様が部屋を借りられるように相談に乗ってくれます。審査が不安な場合はそのことを伝えることで、審査に通りそうな保証会社を探してくれるのでまずは相談をしてみましょう。

 

②不動産会社(管理会社) 兼 大家さんに相談する

通常、不動産仲介会社で紹介してもらう物件の審査の流れは2章で解説したように、管理会社⇒保証会社⇒大家さんで3つの審査を通過することで入居することができます。

 

しかし不動産会社の自己所有物件なら、その不動産会社が管理会社 兼 大家さんにあたるため単純に審査数が減るということになります。

そもそもの入居審査をかけるかどうか、保証会社を利用するかどうかも判断するのは所有者である不動産会社にあたります。

そのためその不動産会社が保証会社不要とすれば即時で契約することも可能です。

このような物件を希望する場合は不動産屋さんで相談する際に所有物件はあるかの確認してみるとよいでしょう。

 

③不動産会社(管理会社) 兼 保証会社に相談する

ごく稀に不動産会社と保証会社の両方の機能を兼ね備えた会社があります。

大家さんとのつながりが強く、「お客さんに物件紹介から家賃保証まで自分たちで一貫して行うので、信用して物件を貸してあげてください」といった形でお願いすることができるというものです。

 

実は、私たちエース不動産もそのうちの1つです。わざわざ他社の保証会社の審査を通さなくても、私たちだけの判断で保証ができるということです。


④空室期間の長い物件を選ぶ

こちらも稀ですが、空室期間の長い物件は大家さんが少しでも早く家賃収入を得たいため保証会社不要としている場合や審査が緩い場合があります。

人気の物件は狙わず、空室の多い物件を選択することも視野に入れるとよいでしょう。

場合によっては希望の条件を緩めて探すことも必要です。


⑤家賃の安い物件を選ぶ

家賃の安い物件を選択することで単純に審査の基準も下がります。

審査通過の目安は「お給料が家賃の3倍」といわれますが、その基準よりも下げることで審査通過の可能性も高まります。

信用情報に傷がつくと当然ブラックリストに載ってしまうため、無理のない範囲でお部屋探しをしましょう。

 

8.審査突破するための3つの対策



①連帯保証人をつける

保証会社によっては、「連帯保証人をつければ審査が通りやすくなる」ということがあります。審査が不安かつ身近に頼れる人がいる場合は、連帯保証人をつけて申し込むことをおすすめします。

連帯保証人も入居者と同じように収入等の審査 があります。
目安として、審査を受ける家賃の36倍以上の収入がある1-2親等(両親や祖父母)の親族だと保証会社側に了承してもらえる可能性が高いです。

なお連帯保証人というのは大きな責任が伴うため、お願いする時は親族など身近な人にしましょう。

 

②追加書類を提出する

収入や雇用形態、勤務期間などで審査に不安のある方で預貯金がある場合、預貯金通帳のコピーなど追加の書類を提出することも有効な手段です。

支払い能力があることを示す書類を追加で提出することで審査通過率はアップします。

なお預貯金の目安としては家賃の1年半から2年分ほどあると安心です。

 

③両親など親族の名義で代理契約をしてもらう

代理契約とは、入居する人以外の別の人に契約してもらう方法です。

滞納歴などが理由で入居予定者の信用情報に傷があり、本人の名義で契約が難しい時に有効な手段です。

代理契約者の条件としては、前述した連帯保証人とほとんど同じです。

代理契約をする際には大家さんの許可が必要なため、希望する場合は必ず不動産屋に相談するようにしましょう。


9.まとめ


 審査突破において大切なことは、事前にしっかりと対策をすることです。

審査に不安のある方は希望の物件があっても、むやみに申し込まず、まずは審査に詳しい専門会社に相談することをおすすめします。専門会社では個人個人の事情に合わせて審査前に対策をしてくれます。

なお入居審査に落ちると、その後のお部屋探しに影響が出る可能性があるため、できれば審査落ちする前に相談するとよいでしょう。


私たちエース不動産は審査が厳しい方でもお部屋が借りられるノウハウを蓄積してきました。お部屋探しでお困りであれば是非当社へご相談ください。


この記事の監修者

若井 直也

業界歴 10年

株式会社A-S(エース不動産)代表取締役。 大手出版社→ゲーム開発会社で経理及び経営管理に従事。 その後大手不動産会社で1年で店長まで上り詰め、独立。 創業2年目で、大借金を負い、保証会社のブラックリスト入り。 同じ経験をした人を救うべく、保証会社と不動産賃貸事業の複合業態を自社で始める。 そこで培ったノウハウを、YouTube、TiKToK、BLOGを通じて展開。 中小企業庁及び東京都知事の「経営革新計画」で本施策の認定を受理。 国の支援のもと、賃貸審査が通るための情報を日々配信。 動画登録者数は2,000~4,000人。自社非公開物件の会員数は10,000人を突破。

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