カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報 / 投稿日付:2025/01/11 23:31
賃貸審査に落ちたらどうなるのか。入居審査について徹底解説します!
(この記事は、約6分で読めます)
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目次
1.賃貸物件の入居審査とは
1.1 入居審査でチェックされるポイント
1.2 なぜ賃貸物件には入居審査があるのか
2.入居審査をするのはだれか
3.入居審査に落ちたらどうなるか
3.1 審査に落ちた場合の流れ
3.2 保証会社の審査に落ちた場合
3.3 管理会社の審査に落ちた場合
4.入居審査に落ちる人の特徴
4.1 家賃が収入に見合っていない
4.2 家賃滞納歴がある
4.3 ローン支払い関係のトラブルがある
4.4 人柄に問題がある
4.5 血縁者以外との複数人入居
5.入居審査に落ちないための方法
5.1 最初から審査の緩い物件を選択する
5.2 家賃は手取り月収の3分の1に抑える
5.3 信用情報が回復するまで最長5年間待つ
5.4 収入が安定した連帯保証人を付ける
5.5 デジタルタトゥーを消すために慈善活動を行う
5.6 血縁者以外の方との複数人入居する場合
6.まとめ
1. 賃貸物件の入居審査とは
賃貸物件を借りる際は契約に至る前にほぼ確実に「入居審査」という過程が存在します。
この入居審査に落ちてしまうとどうなるのか、
最悪向こう5年間、希望エリアで賃貸物件の審査が7割以上の確率で通らなくなります。
そのためこの入居審査というのは物件を借りる上で非常に重要なポイントです。
今回はこれを未然に防ぐための内容を解説していきます。
✔入居審査でチェックされるポイント
入居審査とは大きく分けて3つの内容をチェックします。
①家賃を払い続ける能力があるか
②入居中にトラブルを起こさないか
③退去時費用を支払ってくれるか
この3つをポジティブにクリアできれば入居審査を通過することができます。
✔なぜ賃貸物件には入居審査があるのか
前述したように賃貸物件に入居するには入居審査を通過する必要があります。
ではそもそもなぜ入居審査があるのか、誰でも入居を希望すれば入居できるのではないか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、現実はそうではありません。
賃貸物件に住む=お部屋を「貸りる」ことであり、あくまでその建物の持ち主は大家さんです。
大家さんというのは多くの場合、銀行から借金をして土地を買って物件を建てていて、その金額はほぼ億単位であることが多いです。
大家さんがやっているこのことをアパート経営と言い、
これは実際の会社経営と一緒で売る商材が「建物の入居する権利」、つまり賃借権を売っているということです。
この賃借権を借りる人に売り、借りる人は賃借権を売ってもらう代わりに現金(家賃等)を払うという仕組みです。大家さんはこの支払われた現金をもとに建物を直したり、銀行から借りたお金の返済にあてたりするということです。
以上を前提に前章の3つの審査チェックポイントを解説すると、
①家賃を払い続ける能力があるか…家賃を支払い続けてくれなければ大家さんは銀行へのローン返済や建物の修理ができなくなります。
②入居中にトラブルを起こさないか…入居中トラブルを起こして、もし他の入居者がその建物から退去してしまったら、空室率が上がり家賃収入が得られず銀行にお金が返せなくなったり建物が直せなくなったりしてしまいます。
③退去時費用を支払ってくれるか…退去費用を払わずに退去されてしまうと、大家さんが持ち出してお金を払って汚れたお部屋を清掃する、もしくは大家さんも手元にお金がなかった場合は銀行からさらに追加で借り入れをしてそれを直すという手間が発生します。
つまり審査時にチェックするこの3つの内容は大家さんのアパート経営において資金繰りを一気に悪化させてしまう原因のリスクとなり得るということです。
このことから入居審査というのはこの3つを事前に防ぐための重要な要素と言えます。
2.入居審査をするのは誰か
これは大きく3者に分かれます。
一般的な賃貸入居審査は
① 保証会社の審査
↓
② 管理会社の審査
↓
③ 貸主である大家さんの審査
の流れで進み、この3つの審査を突破することができれば契約、入居することができます。
どこか1つでも審査否決を出せばその物件には入居できません。
なお都内近郊の物件の99%はほぼこれに該当しますが、
地方の物件に関しては、物件によっては保証会社を利用しなかったり、大家さんだけで審査をしたりすることもあります。
この3者に関して、審査の重要度は異なります。
重要度とはここさえ突破すれば何%の確率で入居審査を突破できるといったざっくりとした指数です。
審査の難易度ともとれます。
高 保証会社…重要度 70%
(保証会社の審査を突破できれば70%の確率で審査が通るということです)
管理会社…重要度 20%
(保証会社と管理会社の審査が通った場合90%の確率で審査が通る)
低 大家さん…重要度 10%
ではチェックする内容はというと
保証会社と管理会社、大家さんそれぞれ異なり一般的には以下の内容をチェックされます。
◆保証会社
・家賃の支払い能力があるか
・滞納時に代わりに払える人はいるか
保証会社は入居者が家賃を滞納した際や退去時費用未払いの際に、一時的に大家さんへその費用を建て替える役割があります。
そのため大家さんや管理会社の観点とは異なる「支払い能力」をチェックします。
支払能力の基準としては「家賃が月収の3分の1以内に収まっているか」が審査のボーダーラインと言われています。なお、滞納時に代わりに支払える人がいると審査通過率は格段に上がります。
◆管理会社・大家さん
・入居トラブルを起こさないか
・お部屋を大切に扱ってもらえるか
・礼儀や人柄はちゃんとしているか
管理会社は物件や入居者を管理する役割があるため人柄の部分を重視します。
また大家さんは入居者からの家賃支払いで収入を得ているため、隣人トラブルによる退去(入居率が下がってしまう)を懸念し、騒音など周りに迷惑をかけたりトラブルを起こしそうな方は審査NGにする傾向にあります。 この点は印象やなんとなくの好き嫌いの判断となるため、基準は大家さんそれぞれ違います。
ただし 横柄な態度をとることで、いくら家賃を支払う能力(収入)があったとしても審査否決になってしまうことも実際にあるので、言葉遣いや態度には十分気をつけましょう。
保証会社・管理会社の審査は通ったにも関わらず、大家さんの都合でどんでん返しの否決となる可能性もゼロではないため最後まで気は抜けません。
このように審査時にチェックされる項目は審査機関によって異なります。
まずは申込前に上記の審査内容をクリアできるような状態に自身を整えておくことが審査通過のカギになります。
ただし前述した審査内容はあくまで一般的な例です。
細かなチェック項目や審査難易度は各物件ごとに異なるため注意が必要です。
✔保証会社の種類と審査難易度
前述した審査の流れの中で、一番の関門になるのが保証会社の審査です。
保証会社の審査というのは1つの物件に対して1回~3回行われます。
1回目 1次審査…管理会社が用意した一番審査の厳しい保証会社で審査
信販系保証会社であることが多い
↓
2回目 2次審査…1次審査よりゆるい保証会社で審査
信用系保証会社であることが多い
↓
3回目 3次審査…最もゆるい保証会社で審査
独立系保証会社であることが多い
という流れで管理会社が提携している保証会社で審査を行います。
基本的には1次審査に落ちると管理会社から2次審査に移行してよいかの確認が入り、再審査に移行するという仕組みになっています。
ちなみに賃貸物件を借りる際、保証会社の加入はほぼ必須といって良いです。
以前は保証人必須という物件も存在しましたが、高齢化や保証能力の問題から、保証人ではなく保証会社必須という物件が増えております。
審査に不安がある方は、何が原因で審査に通らないのかという問題を解決しなければなりません。
保証会社は日本全国に約150社以上存在しますが、大きく以下の3つに区分されています。
①信販系保証会社
②信用系保証会社
③独立系保証会社
審査難易度は信販系>信用系>独立系の順です。
簡単に各区分の解説をします。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
①信販系保証会社
個人信用情報保管機関(CIC)の情報を照会して審査を行う保証会社で最も審査が厳しいとされています。
個人信用情報として保管されているのは、あらゆるローンや分割支払いの履歴で、
住宅ローン、クレジットカード、携帯電話本体の分割払い等の履歴がこれに該当します。
そのため、上記支払いの滞納や未払いがある方は審査通過は厳しいです。
審査否決の際は申込後2、3分でNGの連絡がくるなんてこともあります。
信販系保証会社の例は以下です。
このような信販系保証会社はカード会社が運営していたり、銀行と提携する保証会社です。
②信用系保証会社
家賃滞納歴を照会して審査をおこなう保証会社で信販系保証会社の次に審査が厳しいとされています。
家賃の滞納は保証協会(LICC)という組織で保管されていて、
この保証協会に加盟している保証会社は過去の滞納履歴を照会できるという仕組みです。
加盟会社で、家賃の滞納歴を共有、照会しているということはその中の1つでも滞納をしていまうと他の保証会社にもその履歴を照会されてしまうということになります。
③独立系保証会社
「独立系保証会社」とは名前通り、他の保証会社などの滞納履歴や個人信用情報を参照せず独自の基準で審査を行っている保証会社で、最も審査がゆるいとされています。
ただ、独立系保証会社は審査がゆるい分、家賃の支払いのリスクを保証するために、入居時の保証料や更新時の一時金など費用の負担が大きい場合があるのが特徴です。
独立系保証はクレジットカード支払い遅延の情報や家賃滞納の情報、自己破産の情報等を調べるスキームはありません。
そのため過去にその保証会社でトラブルや滞納がない限りは基本的に審査は通ります。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
このように保証会社によっても審査時に確認するポイントは変わってきます。
審査に不安がある方は、何が原因で審査に通らないのかという問題を解決することが重要です。
過去にクレジットカードの滞納をした、家賃滞納がある等。
なお家賃滞納をした場合は、どこの保証会社で滞納してしまったのかを把握しておきましょう。
滞納などの記憶が曖昧な場合はご自身で調べることも可能です。
それぞれの情報は、
・クレジットカード関係:CIC(個人情報保管機関)
・消費者金融関係:JICC(日本信用情報機構)
・銀行や信金関係:JBI(全国銀行信用個人情報センター)
・家賃滞納関係:LICC(家賃保証協会)
で確認可能です。
まずは自分が本当にブラックなのか?何が原因で審査落ちしたのか?申込前に現状を把握することをオススメします。
3.入居審査に落ちたらどうなるのか
✔審査に落ちた場合の流れ
まず、保証会社の審査に落ちた場合はその物件に対して2つの可能性があります。
1つ目はそのまま終了です。
もう審査終了でその物件は借りれないということです。
2つ目は、再審査という道が与えられます。
再審査というのは1つ目の保証会社の審査が通らなかった場合に得られる選択肢で、
1つ目の保証会社に落ちてしまったとしても2つ目の保証会社で審査をします。
これを2次審査と言い、保証会社をAからBに変えてもう一度審査し直してみましょうという
いわゆる救済措置の1つです。
また2次審査には保証会社を変更する以外にもう1つ種類があり、
それは連帯保証人をつけて再度審査をするという方法です。
1つ目の保証会社の審査が落ちてしまって、救済措置の2次審査がある場合は
① 保証会社を変えて再審査
② 連帯保証人をつけて再審査
このどちらかに移行するということです。
では入居審査に落ちてしまって、再審査もない物件の場合、結局それで終了なのかというとまた別の方法があります。
それは、申込人の名義を変えて再度申し込むという方法です。
契約者を変えて申し込みをするこの方法を代理契約と言います。
例えば入居を希望する本人名義で申込をして審査が通らなかった場合、
その親が代理で申し込みを行って親が審査通れば親が契約して入居者は入居を希望している本人ということです。ただしこの代理契約というのは誰でもできるわけではありません。
基本的には近しい親族であることが限定されていて、
地域によっては会社の社長や従兄弟が代理契約をすることも可能とされています。
都内の多くの物件は近しい親族でないといけないアンダールールがあるためこの点は注意が必要です。
代理契約の利用ができない、かつ入居審査に落ちてしまった場合はその特定物件は諦めましょう。
そしてその審査が通らなかった家賃保証会社を利用する物件を除外して別の物件を探しましょう。
ただしここで重要なのは家賃保証会社の入居審査に落ちてしまった場合、
なぜ審査が通らなかったかきちんと分析して改善するということです。
なにも改善せずに違う物件に申込をしてもまた同じように入居審査が通らなくなってしまいます。
✔保証会社の審査に落ちた場合
前述した3つの区分の保証会社で解説していきます。
①信販系保証会社で審査に落ちた場合
向こう5年間、全ての信販系保証会社の審査が通らなくなります。
この5年というのはあくまで最長5年間審査が通らないということを意味します。
②信用系保証会社の審査に落ちた場合
向こう5年間、その信用系保証会社と呼ばれている保証会社の一団の審査が通らなくなります。
ただしこれは100%審査が通らないというわけではなく、
場合によってお客様の属性次第では通る可能性も十分にあります。
③独立系保証会社の審査に落ちた場合
その特定の保証会社の審査は今後数年間または半永久的に審査が通らないことになります。
つまり保証会社の審査に通らなかった場合
その保証会社単体かもしくはその保証会社が加盟している協会に情報が残り
その一団となる保証会社全体に情報が行き渡ってしまうため審査が通りにくくなるということです。
そのため向こう5年間入居審査が非常に通りにくくなるということを覚えておきましょう。
Aという保証会社で審査が通らず、Bという保証会社で審査が通らず、Cという保証会社でさらに審査が通らなかったとなると、ウイルス的にどんどん自分のブラックな情報が拡散していってしまいます。
審査が不安な方が気軽に入居審査をかけてしまうと保証会社にブラックな情報を残して将来にわたって非常に物件が借りにくくなるリスクがあるため注意が必要です。
✔管理会社の審査に落ちた場合
結論、管理会社の審査に落ちてしまった場合、
その管理会社で物件を借りることができなくなるというリスクがあります。
例えば、新宿区に5万部屋あるうちの4万部屋を管理している管理会社があったとします。
この管理会社で審査が通らなかった場合、新宿区の5分の4の物件が借りられなくなるということです。
これはあくまで区単位で説明した場合であまり起きえないことではありますが、
特定地域に住みたいと思った場合、実際にこの特定地域を牛耳っている管理会社というのが存在します。そのためその管理会社で審査落ちしてしまうと、その特定地域で今後物件が一切借りられなくなるという状況に陥ってしまいます。
そのため管理会社に嫌われるようなことはしないということをお勧めします。
ここは非常に重要な論点ですのでしっかり覚えておきましょう。
4.入居審査に落ちる人の特徴
入居審査に落ちる人の割合は全体の17.2%というデータがあります。
※"民間賃貸住宅市場における入居審査と家賃滞納"のデータ参照
この17.2%というデータの中で審査に落ちやすい人はこういった特徴は以下5点です。
✔家賃が収入に見合っていない
家賃が収入の3分の1に収まっていない場合は審査落ちの大きな要因になります。
また年収で見たときに審査基準をクリアしていても収入が安定していない職業や雇用形態の場合も審査にマイナスに働きます。
以下家賃に対する収入の目安を一覧にまとめました。
こちらの数値を参考に家賃設定を行ってみてください。
家賃 | 年収目安 | 月収目安 |
家賃5.0万円 | 180万円以上 | 15万円以上 |
家賃5.5万円 | 192万円以上 | 16万円以上 |
家賃6.0万円 | 216万円以上 | 18万円以上 |
家賃6.5万円 | 228万円以上 | 19万円以上 |
家賃7.0万円 | 252万円以上 | 21万円以上 |
家賃7.5万円 | 264万円以上 | 22万円以上 |
家賃8.0万円 | 288万円以上 | 24万円以上 |
家賃8.5万円 | 300万円以上 | 25万円以上 |
家賃9.0万円 | 324万円以上 | 27万円以上 |
家賃9.5万円 | 336万円以上 | 28万円以上 |
家賃10.0万円 | 360万円以上 | 30万円以上 |
家賃10.5万円 | 372万円以上 | 31万円以上 |
家賃11.0万円 | 396万円以上 | 33万円以上 |
家賃11.5万円 | 420万円以上 | 35万円以上 |
家賃12.0万円 | 432万円以上 | 36万円以上 |
家賃12.5万円 | 456万円以上 | 38万円以上 |
※上記はあくまで一般的な審査基準です。保証会社各社でさらに属性毎のルールが異なる場合があります。
✔家賃滞納履歴がある
家賃の滞納歴はもちろん審査にマイナスに働きます。
入居後、家賃滞納の可能性のある人はなるべく審査通過させたくないわけなので、過去に家賃を滞納したことがある場合は審査通過が難しくなるのは当然です。
✔ローン支払い関係のトラブルがある
信用情報に傷があるということです。
これは保証会社によって情報を閲覧できる場合とそうでない場合があるため必ず落ちるというわけではありませんが審査落ちする人の多くはこの信用情報の傷が原因と言えます。
✔人柄に問題がある
前述した通りトラブルを起こす心配のある方は審査に落とされる傾向にあります。
わかりやすい例としてはインターネットで個人の名前を調べた時にデジタルタトゥーがある場合や審査の過程で行われる本人確認の電話で非常に横柄な態度をとってしまった場合などです。
また見た目が不衛生、派手すぎる場合もあまりいい印象は与えないため注意しましょう。
✔血縁者以外との複数人入居
これも非常に審査落ちしやすい要因の一つです。
血縁者以外の方の複数人入居は喧嘩やトラブルが原因でどちらかが出て行ってしまい賃料が払えなくなってしまったり、最悪の場合、即退去してしまったりするため審査通過しづらい傾向にあります。
以上5点です。
すぐ直せる部分、特に見た目や言動等は意識的に改善しましょう。
5.入居審査に落ちないための方法
✔最初から入居審査が緩い物件をチョイスする
これは一番重要なポイントです。
先程、入居審査に落ちる人の割合は全体の17.2%というデータを紹介しましたが、
「実際にどのくらいの人が入居審査に落ちているのか」、エース不動産の過去の実績(2023年12月〜2024年4月データ)をまとめたところ、以下のような数値になりました。
対象月 | 申込件数 | 審査落ち件数 |
2023年12月 | 90件 | 2件(1.8%) |
2024年1月 | 121件 | 1件(1.14%) |
2024年2月 | 138件 | 1件(0.63%) |
2024年3月 | 115件 | 3件(2.7%) |
2024年4月 | 89件 | 3件(3.02%) |
結論、審査に通らない確率というのは約1.85%が平均値です。
これは弊社における実態調査になりますが、あくまで対象のお客様が審査が通るであろう物件だけで申し込みをして審査をかけた場合の数値です。
住みたい物件にそのまま正面突破で行ったらこんな数字にはなりません。
このことからも、申し込む前の段階での準備やどの物件に申込をするかが非常に重要と言えます。
特に入居審査が緩い物件というのは冒頭で申し上げた信販系保証会社以外で審査をしてくれる物件、具体的に言うと入居審査が信用系保証会社か独立系保証会社のどちらかで審査をする物件を指します。
難易度の高い物件に入居するために審査を突破しようと思ってその壁に阻まれてしまうわけであれば、最初からその壁が低い審査が緩い物件を選択するのに越したことはありません。
✔家賃は手取り月収の3割以下に抑える
まず手取り月収3分の1以内に抑えること。これも入居審査のハードルを一気に下げるための重要な点です。
前述した「家賃が月収の3分の1以内に収まっているか」の基準とは、「月収」か「手取り月収」かという点が異なります。月収は社会保険料、雇用保険、所得税、住民税、が控除される前の総収入です。
手取り額は大体総収入の70‐75%程度になりますが、手取りの3分の1を予算にすることで
審査基準が下がより審査は通りやすくなります。
審査に不安のある方はなるべく収入に対しての家賃予算を下げることを意識しましょう。
なお家賃の予算を下げて固定費を減らすことで審査通過後、実際に入居してからも家賃滞納のリスクが下がるため無理のない家賃設定は非常に重要と言えます。
✔信用情報が回復するまで最長5年間待つ
信用情報というのは全ての滞納分を支払ってから5年後にその情報が消えるという仕組みになっています。
この情報が消えてから物件探しを行うということです。
そうすることで信販系保証会社の審査も非常に通りやすくなり物件の選択肢も広がります。
ご自身の信用情報はCICという個人信用情報保管機関に問い合わせをすることで確認することができます。
ただしこれも注意が必要で、CICに問い合わせをして確認した場合、この確認したという情報自体も履歴が残ってしまいます。
実はこの確認履歴自体も審査にマイナスに働いてしまうのでむやみに確認をすることは控えましょう。
辛抱強く5年間待つことをお勧めします。
✔収入が安定した連帯保証人を付ける
連帯保証人は契約者が家賃滞納してしまった際に代理で支払う義務を負うため、契約者同様に審査対象になります。そのため収入が安定しているかどうかというのは重要なポイントです。
なお連帯保証人は三親等以内の血縁者というのが前提です。
例えばいとこやおじさん・おばさんはなれる可能性は高いです。
必ずしも親や兄弟である必要はないという点を押さえておきましょう。
✔デジタルタトゥーを消すために自分自身が慈善活動を行う
これはデジタルタトゥーがある方限定になりますが、
慈善活動を行い、それをポジティブ情報としてメディア露出をして、
ウェブの検索サイトのトップ1ページ目にその活動内容を載せるようにするという方法です。
そうすることです、ネガティブな情報デジタルタトゥーが2ページ目以降に表示されて審査時にチェックされにくくなるということです。デジタルタトゥーが残っている方は是非実行してみてください。
✔血縁者以外の方が複数人入居する場合
同棲者や同居人を婚約者と定義して申し込みを行うようにしてください。
先程お伝えしたように血縁者以外の方の複数人入居で審査に落ちる要因はトラブルによる即退去を懸念されるためです。
将来結婚をするから長くトラブルを起こさないで入居するというアピールになり一気に審査通過率を上げることが可能です。
是非審査に不安のある方は、上記の点を抑えて申し込みから本人確認契約まで望むようにしてみてください。
6. まとめ
入居審査は賃貸物件の契約をする上で避けては通れない道です。
審査に不安がある場合はむやみに申込をせずしっかりとポイントを抑えたうえで事前準備をすることが大切です。
また今回紹介したノウハウや知識をを知り尽くし、日々のお部屋探しで経験値を蓄積している審査に強い不動産会社に直接足を運び相談することが審査通過への一番の近道です。
直接来店していただくことでより精度の高い物件を提案することもできるため、LINEやWEBでやり取りをする2.30%ぐらい審査通過率は変わってきます。
この記事を読んでいる方で行こうかどうか悩んでいるという方は是非足を運ぶことをオススメします。
弊社も審査に強い不動産会社です。是非物件をお探しの方はご相談ください。
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この記事の監修者 若井 直也 業界歴 10年 | 株式会社A-S(エース不動産)代表取締役。 大手出版社→ゲーム開発会社で経理及び経営管理に従事。 その後大手不動産会社で1年で店長まで上り詰め、独立。 創業2年目で、大借金を負い、保証会社のブラックリスト入り。 同じ経験をした人を救うべく、保証会社と不動産賃貸事業の複合業態を自社で始める。 そこで培ったノウハウを、YouTube、TiKToK、BLOGを通じて展開。 中小企業庁及び東京都知事の「経営革新計画」で本施策の認定を受理。 国の支援のもと、賃貸審査が通るための情報を日々配信。 動画登録者数は2,000~4,000人。自社非公開物件の会員数は10,000人を突破。 |
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