カテゴリ:お得情報 / 投稿日付:2023/06/06 00:02
鍵交換費用とは、必要?借主が払うべき? いらない方が断る方法も解説します!
鍵交換とは以前の住人が使用していた鍵から、新しい入居者用に鍵とシリンダーを取り替えることで発生する費用
のことです。前の入居者が合鍵を作っている可能性もあり、不法侵入や盗難などのリスクを避けることが目的です。
数年前は鍵交換というサービスはなく、基本的には前入居者の鍵を使いまわしていた文化がありました。
しかし、昨今、防犯意識が向上するにつれて貸主も必ず鍵の交換を行うようになってきました。
鍵の交換は必須ではありませんが、防犯上のリスクを考えるのであれば取り替えた方がいいという考え方です。
鍵を交換するタイミングは3パターンあります。
退去者が費用を負担する場合と、入居者が負担する場合で異なります。
①退去者交換の場合は、入居者はいつ鍵交換が行われたか分かりません。悪意のある貸主であれば、鍵交換を行わずに費用だけ請求している可能性もあります。
②入居者が負担する場合は、鍵交換に立ち会うこともできるので安心です。
③これは例外ですが、鍵の交換がメーカーの在庫事情で間に合わない場合は、入居後に交換をしてくれるケースがあります。ただし、入居者立会が必須なので、お休みの日の時間を多少使ってしまうデメリットがあります。
そこでポイントになるのが退去者が費用を負担する場合は、契約前に鍵交換を本当にしたか確認しておくべきです。
前の入居者が合い鍵をまだ所持している可能性も考えられます。
鍵交換が行われていないことで盗難にあった場合、貸主の責任となりますが、被害を受けるのは自分なので、
できるだけリスクは少なくする選択をとりましょう。
鍵交換費用のトラブルと費用負担者について
費用負担者は「賃貸人(大家さん)が負担することが妥当」とされています。
賃貸トラブルの一つに鍵交換費用の負担問題があります。貸主と借主のどちらが負担をするのか、
国土交通省では問題を発展させないために、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にてルールを定めています。
これは、借主と貸主が原状回復や費用負担に関することでトラブルとならないようにルールを示したものです。
ガイドラインの中では、鍵の取り替えは物件管理上の問題であるため、「賃貸人が負担することが妥当」と
書かれています。しかし、現状は借主が負担することがほとんどです。
ガイドラインの表現で”妥当”とあるように、法的にどちらが負担すべきということは定められていないからです。
借主と貸主の間に情報格差がある場合、情報優位にある貸主が、有利な契約を進めることができます。
ただし、借主もガイドラインの方針を知っていれば、どちらが負担するかの交渉をすることも可能です。
注意すべきは、あくまでもガイドラインのため、強制力はないことを理解した上で交渉することです。
強気の貸主であれば、入居を断られてしまう可能性もあるでしょう。できるだけ両者が納得のいく結果に
運ぶように心がけてください。実態としては、物件資料のどこかに鍵交換費用は借主が負担とする。
という文言の記載があります。これは借りる上での条件のため、これを飲めない方はこの物件は借りれません。
という意図で記載があります。なお、都内の物件は99%は借主が負担するという記載があります。
鍵をなくしたときの対処方法は?
まず、鍵をなくしてしまったときの対処法は2つあります。
①鍵屋or24時間緊急対応サービスを利用して開錠する。
②管理会社の営業時間内に管理会社へ直接スペアキーを取りに行く
これで、とりあえず入室ができるようになります。事前にスペアキーが家にあればそれを代用することができます。
ただし、本キーは管理会社へ返却する必要があるためいずれにしても弁償はします。
次に、紛失届を出すため警察に行きましょう。届いている可能性や、今後誰かが届けてくれることもあります。
(とはいえ、わざわざ自分の名前や住所まで書いておくことは“当然しない”と思うため
鍵紛失時はほぼ出てこないと思ったほうがいいです)
日にちが経っても、警察からの連絡がなく鍵が紛失したことが確定すれば、防犯上のリスクとなるので、
鍵交換を行います。(個人的な意見ではすぐに交換することをお奨めします)
ここでの費用負担は、借主に過失があるため借主負担です。
鍵の種類によって交換費用も異なる
ここまで入居時の鍵交換と紛失時の鍵交換について説明しました。
ただし、ひとくちに鍵交換といっても鍵にも種類があります。
安い鍵もあれば高い鍵もあり、複製がしにくいディンプルタイプや、
紛失時は替えのきかないカードキータイプなど様々で鍵交換費用も異なります。
一般的によく見られる鍵はディスクシリンダー錠と呼ばれる表面がぎざぎざした形状のものです。
スタンダードな鍵で防犯面では他と比べて劣りますが、鍵の交換費用は安くすみます。
ピンタンブラー錠も住宅などでよく使用されている鍵です。
ディスクシリンダー錠と似ていますが、一方向にだけぎざぎざがあることが特長です。
セキュリティが高いマンションでは、表面がでこぼこしているディンプルキーを使用しています。
この鍵の場合、ディスクシリンダー錠よりも鍵交換費用が高くなります。
ハウスメーカー(とくに、ダイワハウス、大東建託)の物件では、カードキータイプが多く、街の鍵屋さんでは
複製ができないため、管理会社へ取りに行くことが必須となります。
そのため、年末年始やGWの長期休業中に紛失するとホームレスになります。注意しましょう!
鍵交換費用は鍵によって異なるため、借主が負担するのであれば事前にいくらかかるのかを確認しておくのが
賢明です。契約時、あらかじめ契約書に明記してもらってもいいでしょう。鍵を紛失した場合には費用が
かかるので、思わぬ金額を請求されないように、費用の相場を確認しておくことが重要です。
なお、目安として、鍵交換費用と、その開錠サービスの費用感を明記します。
鍵交換費用
・ディスクシリンダー錠:15,000円~20,000円(シリンダー原価は約7,000円)
・ピンタンブラー錠 :13,000円~18,000円(シリンダー原価は約5,000円)
・ディンプルキー :18,000円~25,000円(シリンダー原価は約8,000円)
・カードキー :20,000円~25,000円(シリンダー原価は約10,000円)
※原価と販売価格の差額は、取付時の人件費+管理会社の収益です。
開錠サービス
・24時間駆けつけサービス:15,000円~26,000円(サービス会社原価は約7,000円)/2年間
・街の鍵屋さん :15,000円~20,000円(サービス会社原価は約0円)/1回
※原価と販売価格の差額は、サービス会社の収益+管理会社の収益です。
鍵は失くさないことに越したことはありませんが、トラブル案件として最も発生率の高い内容です。
鍵交換不要な方、少しでも節約したい方が断る方法
前述の通り、決して安くはない鍵交換費用ですが、これを断るとそもそも物件に入居できないことがほとんどです。
それでも初期費用を抑えたい方や、理不尽なものにお金を払いたくないという方は、申込前に交渉しましょう!
物件への申込をする前に、不動産仲介の担当者へ交渉するように依頼します。
担当「お客様がAとBとで物件をどちらにするか迷っています。初期費用を懸念しているため鍵交換をなくせませんか」
それか、「鍵交換費用分手持ちが足りないため、貸主負担か、お客様ご自身で交換するのはいかがですか」
という交渉をするわけです。
鍵の交換は、実はとても簡単です。まずは、ドア側面を見るとシリンダーのメーカーと型番が記載されているため、
ネットでメーカーから取り寄せます。それを、ネットで「型番 + 交換方法」などで検索すると、
YouTubeなどで、交換方法を説明している動画があります。
(私も交換方法が特殊なシリンダーの場合は、この動画に何度助けられことか・・)
必要な工具はドライバー1本なので、だれでも簡単に交換できます。
ただし、シリンダーは非常に繊細なものです。交換作業中に落としたりすると中のガネ仕掛けが壊れて、再発注。
既に前使っていたものは戻し方がわからなくなり、ドアノブがない状態で1週間過ごすなど最悪なケースもありました。
(あらゆるリスクを考えたらやはりプロに依頼することをお奨めはします。自主交換の場合は自己責任です)
おわりに
事前知識があれば、意識改革も行えますし、いざという時の対応もしやすいため、
ご家族にも本記事の共有をお願いします。
エース不動産では、鍵のトラブル対応をするための24時間緊急駆けつけサービスの正規代理店です。
24時間365日対応もしています。これを機に是非保険という目線で加入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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