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賃貸物件を借りる際、保証会社は何を調べるのか
カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報  / 更新日付:2024/05/01 18:09  / 投稿日付:2023/06/24 17:55

保証会社も複数あり、審査基準は異なります。

審査基準をおさえておけば、審査の通過率はアップします。


(この記事は、約5分で読めます)


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目次

1. 保証会社の審査はどのような内容をみるか
    1.1 過去の家賃滞納歴
    1.2 クレジットカードや消費者金融の事故歴
    1.3 犯罪歴
    1.4 仕事内容や年収

2. 保証会社の種類や特性を知ろう
    2.1 信販系保証会社(CIC)
    2.2 全国賃貸保証業協会(LICC)
    2.3 賃貸保証機構(旧LGO 新CGO)
    2.4 独立系保証会社

3. 審査通過率をあげるには
    3.1 審査でひっかかる保証会社を外して探す
    3.2 審査に特化している不動産屋へ依頼する
    3.3 保証会社の緩い物件を探す

4. まとめ








1. 保証会社の審査はどのような内容をみるか


保証会社といっても全国で約150社あると言われております。

では、その保証会社で審査を通す場合、どのような内容をみて判断するかという部分です。

見るポイントはいくつもあり、保証会社により異なります。

多く見る部分をまとめましたので、参考にしてください。


✓過去の家賃滞納歴

今までご自身の名義で契約したことがあるかどうかです。

ご自身の名義で契約し、保証会社を使っていたかどうか。

ここを思い出していただき、保証会社を使っていて、家賃を滞納してしまったか、またどこの保証会社だったのかが重要です。

保証人をたてていて保証会社を使っていないようであれば問題ないです。

保証会社を使っていたのであれば、何ヵ月滞納してしまったのか、いくら滞納してしまったのか、強制退去になってしまったのか等が重要な部分となります。


後ほど出てくる保証会社の協会というものが存在します。

まずは滞納してしまった保証会社の審査は通らない可能性が高く、
次に同じ協会に加盟している保証会社の審査も通りづらい可能性が高いです。

理由は、同じ協会に加盟しているとデータ共有されており、いつ、誰がどのくらいの金額をどれだけ滞納しているのかを見る事が出来るためです。



結果、どこの保証会社で滞納してしまったのかが重要となり、同じ加盟協会の物件は避けた方が審査に通りやすいという結果になります。



✓クレジットカードや消費者金融の事故歴

弊社へ来客する中で、一番多いのがこの内容です。

ほとんどの物件が信販系審査をする事が多いのでクレジットカードや消費者金融の支払いの事故歴があると
審査に通りづらいです。

他にも奨学金の遅れ、携帯電話の分割金の滞納、車やエステ等のローンの遅れ、メルペイの遅れなども該当してきます。


何かしら遅延や滞納してしまっていると審査に引っかかって
しまうので
該当する方は信販系審査の物件は避けた方が
無難です。

また、任意整理や債務整理、自己破産をされている方も信販系審査は通らない可能性が高いので
注意しましょう。



✓犯罪歴

犯罪歴がついてしまっていると、ほぼ物件が選べない状態となります。

ほとんどの保証会社は、SNSやインターネットで名前の検索をかけます。

過去の新聞記事まで調べる保証会社もあるので、
インターネット
で名前が出てきてしまうとかなり審査は厳しいと思ってください。

弊社にも多くいらっしゃいますが、審査が通る物件もあります。

ただし価格帯や間取り、犯罪内容により審査の通過率は異なります。

犯罪歴がある方は、ある程度妥協しないと物件の審査が通らない可能性が高いと思ってください。



✓仕事内容や年収

仕事内容年収も重要なポイントです。

極端な例で話すと、賃料が10万円に対して給与が15万円となると審査は通りづらいです。

15万円の給与で、10万円を支払ってしまうと、残りは5万円。

この5万円でどうやって1ヵ月生活をするのかとなるとかなり厳しいので、審査が通る可能性が低いです。



審査の通過基準として、賃料の3カ月分の給与があるかどうかが判断基準となります。


ただし審査が厳しい場合の基準は賃料の3.3ヵ月分となります。



例) 一般的な審査基準で賃料の3ヵ月分の場合

賃料80.000円×3カ月分=240.000円の月収
賃料120.000円×3カ月分=360.000円の月収

審査が厳しめで賃料3.3カ月分の場合

賃料80.000円×3.3ヵ月分=264.000円の月収
賃料120.000円×3.3ヵ月分=396.000円の月収


まずは借りたい物件の審査基準に満たしているかを
計算して探しましょう。

次に満たしていたとしても、証明書を出せるかどうかです。

例えば、源泉徴収票や給与明細が出せるかどうか、自営業の方であれば、確定申告の写しが提出できるかどうかになります。


では大事な仕事内容の部分です。

審査が通過しやすいのは正社員で社会保険に加入している事。

次に自営業で確定申告をしている事。
ただし数字を少なく
申告せずにしっかりと申告している場合に限ります。

その次に派遣会社勤務の方で、派遣元や派遣先がしっかり決まっている方です。

アルバイトやパートでも社会保険に入っているのか、国民健康保険なのかにより審査の基準は異なります。



審査が通りづらいのは水商売の方です。

その中でも、男性のホストは一番審査が厳しく、次にキャバクラや風俗業も物件がかなり限られます。

理由として、家主や管理会社が水商売NGを出している物件がほとんどだからです。


どうしても昼夜逆転の仕事の場合、
入居後の騒音トラブル
が多い事が原因で過去にそういった経験をしている家主や管理会社は
経験上NGを出している状態です。


騒音トラブルとは、洗濯機を回す音や掃除機をかける音、
テレビや会話などが多いです。

夜中に帰ってきてからや朝方に洗濯や掃除をしていて、入居者間のトラブルが出るケースが多いです。


また騒音以外でも水商売は給与が手渡しで収入証明書の
提出が出来ない事も審査に通りづらい原因となります。


しかし、水商売でもOKしてくれる物件も存在します。

かなり数は限られますが、在籍確認の電話や源氏名、お店のホームページに写真が出ているのであれば、審査が通りやすい管理会社も存在します。


ただし、水商売の方向けの物件で安価のものは少なく、
築年数は浅めで、設備もしっかり整っている物件が多いため、賃料が高めの設定が多いイメージです。
お風呂とトイレが一緒でも良ければ、価格帯のやすい物件も出てくる可能性もあります。

 


2. 保証会社の種類や特性を知ろう


保証会社はCICの情報開示出来る信販系保証会社や過去の家賃滞納歴を閲覧できるLICC系の保証会社、

独自の審査基準を設けているCGO系や独立系保証会社が存在します。

審査の難易度としては、信販系順で審査が緩くなっていくイメージです。

 


✓信販系保証会社(CIC)

株式会社アプラス
株式会社エポスカード
株式会社オリエントコーポレーション
株式会社ジャックス
株式会社セゾン
株式会社セディナ
株式会社ライフ




✓全国賃貸保証業協会(LICC)

アーク株式会社
株式会社アルファー
株式会社エイト賃貸保証
エルズサポート株式会社
株式会社近畿保証サービス
興和アシスト株式会社
ジェイリース株式会社
全保連株式会社
株式会社宅建ブレインズ
賃住保証サービス株式会社
ナップ賃貸保証株式会社
ニッポンインシュア株式会社
ホームネット株式会社
株式会社ランドインシュア
株式会社ルームバンクインシュア

 


✓賃貸保証機構(旧LGO 新CGO)

ALEMO株式会社
株式会社Casa
日本セーフティー株式会社
フォーシーズ株式会社


✓独立系保証会社

独立系の保証会社は意外と多いです。

しかし、使っている管理会社は意外と少ないです。

理由としては、まず家主が物件所有しており、どこかの管理会社へ物件を預けます。

家主と管理会社が話し合い、保証会社を決める事が多いです。

では、家主としては保証会社がどこかというのが気になる部分です。


多くの家主は、名前が通っている所を選択します。

理由は2つあり、名前が通っている方が安心できること。
保証会社もいつ倒産するか分からない状況です。

もちろん有名な保証会社の方が、倒産する確率は低いと考えられます。


次に保証内容です。

家賃保証以外にも、
退去時、孤独死、駐車場料金、水道代、
ハウスクリーニング、鍵交換、残置物処理、法的手続き、更新料
などの保証が手厚い保証会社を選択する場合が多く、
そういった
部分を考えると独立系保証会社を選択しないケースが多いです。

 

 

3.審査通過率をあげるには


 
審査の通過率を上げるために最も重要な事は、物件選びです。

なぜなら物件により利用できる保証会社が決まっているからです。

そのため、審査に不安を抱えている方は、一般のサイトで物件を探す事はやめましょう。

いくら気に入った物件があっても、審査に通過しなければ住む事は出来ません。

また、審査に落ちてしまえば、次に物件を選ぶ際も落ちた履歴は残ってしまいます。

そうなるとより物件が探しづらくなってしまう事から、審査に特化している不動産屋があるので、まずはそういった不動産屋へ足を運ぶ、どうしても忙しければ電話やメールで問い合わせをしてみましょう。



✓審査でひっかかる保証会社を外して探す

審査でひっかかる部分は人それぞれです。

皆さんがどこにあてはまるのかを見極めて、
そのひっかかる
部分は外して探す事をしなければ審査の通過率は上がりません。


クレジットカードや消費者金融の事故歴、奨学金の遅れ、
携帯電話の分割金の滞納、
車やエステ等のローンの遅れ、
メルペイの遅れなどがある方は、
信販系やLICC系の保証会社
は避けた方が無難です。


過去に家賃の滞納や強制解約、保証会社と揉めたことがある
場合は、その保証会社または同じ協会に属している保証会社は審査が通りづらくなってしまうため、そこの保証会社または同じ協会の保証会社の物件を避けて探す事が重要です。

 


✓審査に特化している不動産屋へ依頼する

上記の内容と同じく、審査の通過率を上げるためには、物件選びが最も重要な事です。

しかし、気になる物件がどこの保証会社を使うのか、審査が通るのか、信販系や独立系など一般の方が見極めることは非常に困難です。


むしろ無理と言っても過言ではないです。

これは不動産経験者でも、保証会社の仕組みや審査基準を理解している人が少ないからです。

理由としては、9割以上の不動産業者は審査に困っている方を対象としていないからです。

審査に特化していない不動産業者は、審査に通りづらい方を対象にしていないので、普段から物件の保証会社を気にせず物件の提案をしております。


私、個人も不動産業界に16年おりますが、今まで違う不動産屋
で営業をしており、審査に不安な方を相手にしたことがなかったです。


結果、その方にあう物件提案をずっとしてきました。

沿線や駅、区で絞って、決められた予算内で一番良い物件を提案するだけの毎日です。


そういった不動産屋は審査の事はもちろん詳しくなく、
入居時期や条件にあった物件を紹介すれば仕事は終わりです。


そうなると、審査に引っかかりそうな方は、間違いなく審査に
特化した不動産屋へ足を運ばないと痛い目にあいます。一番厳しいパターンは、審査にひっかかりそうな話をしたら門前払いされる。


次にあるのは、とりあえず申込してみようと言われる。

審査に詳しくないので、「審査に落ちないだろう。なんとかなるだろう。」と通常通り、物件の申込みをさせられます。そうなると、審査は落ちてしまいます。


審査に1度でも落ちてしまうと、保証会社の履歴にデータが
残ってしまいます。

データが残るという事は、同じ保証協会に属している保証会社はデータを閲覧できるので、また審査が通りづらくなってしまいます。どんどん借りられる物件が減ってしまうイメージです。


そうならない為にも、最初から審査に特化した不動産屋を
探して、少し遠くても足を運ぶべきです。


どうしてもいけない場合は、電話やメール、LINE受付もしてくれる
業者があるので、問い合わせをしてみましょう。具体的にご自身の状況を包み隠さず話す事が重要です。

審査に特化した不動産屋は毎日同じような方を対象として、物件探しをしているので、門前払いされる事もとりあえず申込という事もありません。審査に通りやすい物件を提案してくれます。


また、一般の不動産業者とは違うので、1つでも隠すと、
審査が通りづらいです。

例えば、実は家賃滞納があった、犯罪歴があった、保証会社と揉めたことがある等、
何でも相談すると良いです。


もしご自身で気になった物件があったとしても申込は
せずに、まずはその物件が審査に通る状況なのか、また近隣に似た物件がないのかなどを審査に特化した不動産屋へ聞いてみるとお部屋探しの最短ルートとなる事でしょう。



✓保証会社の緩い物件を探す

先ほども話しておりますが、審査に緩いのは
独立系>CGO>LICC>CIC
保証会社の審査が緩い物件は、かなり限られます。



そういった物件を探す事が、審査通過の最短ルートです。

上記でも話したように、審査に特化した不動産屋は毎日同じように審査に困っている方を対象として、
物件を探しています。


どこのエリアにどれくらいの価格帯で、どんな間取りの物件が
あるのかある程度把握しております。

しかし、都内や都内近郊の物件は動きが早いです。

常に入れ替わるので、まずはご自身の希望条件を担当者と打ち合わせしましょう。


審査にひっかかる点、探しているエリア、最低限の広さ、
駅からの距離、最大賃料、最大初期費用、最低限の設備、入居時期等をしっかり話して、物件を探してもらいましょう。

あまりにも厳しい条件であれば、妥協も必要となる場合もあります。

そのあたりも、担当者と話すことが重要です。


原則は、家賃や初期費用も相場通り出せれば、物件は見つかる
と思います。

相場を見る場合は、一般サイトで調べても良いと思います。

一般サイトは申込みが入っている部屋や契約済の部屋をあえて公開している業者も多いです。
理由は、他社が掲載していなければ、問い合わせや来店で集客が出来るためです。


結果、いくらくらい出せば、どんな物件が出てくるのかを
参考に見るのは丁度良いです。

賃料相場は検索をかければ分かりますが、初期費用の相場はサイトを見ても分からないケースが多いです。

ほとんどの物件は敷金1ヵ月、礼金1ヵ月という物件が多いです。


その場合、入居日により日割り家賃が異なりますが、

賃料の5ヵ月分が初期費用のイメージになります。

初期費用をおさえたい方は、敷金や礼金が少ない物件を選ぶと良いです。


中には敷金なし 礼金なしという物件も存在します。

しかし、敷金がない物件は、退去時のルームクリーニング代が前払いの物件が多いので、結果敷金か礼金1ヵ月分ついている物件を選ぶのと変わらない初期費用がかかるケースもあります。

最安で探したい場合は、ルームクリーニング代が後払いでも良い物件を選ぶ事。

更になかなかないですが、フリーレントと言って、賃料が無料になる期間がある物件を探すと良いです。

フリーレントは管理会社によって違いますが、入居日から1ヵ月間無料になるか入居月は日割り家賃を払い。
翌月分の賃料が無料になる計算式があります。


どちらにしても無料期間がついている物件を選んだ方が、
初期費用は安くなると思います。

初期費用でかかるもの
・翌月家賃
・当月日割り家賃(入居日から入居月の月末まで)
・火災保険
・敷金
・礼金
・保証会社
・仲介手数料
・鍵交換代
・24時間サポート
・除菌消臭、抗菌施工
・敷金0円の場合に限り、退去時のルームクリーニング代


他にもかかるものと上記でかからないものもあります。

物件次第となりますので、そのあたり物件を探す際に担当者に細かく聞いたほうが早いです。

 

4. まとめ


審査に不安がある方でも、住める物件は見つかります。

ただし、物件選びが重要なポイントです。

ご持参で探しても審査に通りやすい物件なのか、審査が緩い保証会社なのかは判断が難しいです。

結果、審査に特化した不動産屋へ依頼する事が部屋探しの最短ルートとなります。

審査に特化している不動産屋を探し、ご自身の状況をしっかりと伝えましょう。


より具体的に包み隠さず話すことが重要です。

一般的には話さない方が良いのですが、こういった審査に特化している不動産屋であれば大丈夫です。

審査に不安を抱えている方を対象にしているので、全てを話した方が、より審査に通しやすい物件提案をしてくれます。


我々、エース不動産も審査において特化しております。

経験豊富なスタッフが対応できるため、何でもご相談頂ければご対応可能です。

この記事を書いた人

後藤

業界歴 9年

不動産業界歴9年で保証会社での勤務経験もあるため、保証会社の特徴や特性は熟知しています。 また、ニュージーランドに4年住んでいたので英語での対応もお任せください。

 

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