カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報 / 投稿日付:2024/07/05 23:39
緊急連絡先がいない…嘘でもいい?
どんな時に連絡がいくのか 前編
今回は緊急連絡先について、下記の疑問について解決して行きたいと思います!
・緊急連絡先と保証人の違いが解らない!
・緊急連絡先にはいつ連絡が行ってしまうの??
・嘘の連絡先を書いているんだけど、部屋を追い出されてしまう!?
・緊急連絡先は親族じゃないとダメ?誰でもいいの?
【賃貸契約の緊急連絡先①】緊急連絡先ってそもそも何?保証人との違いについて。
まず、はじめに緊急連絡先と保証人の違いについてご説明します。
連帯保証人はどんな責任を負わされるの?
保証人とありますが連帯保証人のことです。※正確にいうと保証人と連帯保証人は異なりますが割愛します。
連帯保証人と緊急連絡先の決定的な違いは『入居者と同等の債務を負うか負わないか』です。
連帯保証人は入居者と同等の債務を負います。例えば入居者の身に万が一の事があって家賃を滞納しているといった場合に、連帯保証人は支払う義務があります。
家賃滞納時に、大家さんから支払い督促が来た場合拒否することは契約上できません。それが連帯保証人です。※賃借人に財産があることが分かっている場合は、そちらから取り立てることを主張することは出来ます。ですが、財産があれば事前に賃借人は家賃を支払うために工面すると想定されます。
どんな人が連帯保証人になるの?
連帯保証人は基本的には賃借人の三親等であることが原則(法的な制約はありません)です。
但し、親族の中でも一定の収入があり、双方の関係性が良好である必要があります。連帯保証人の属性(収入等)が規程以下の場合、審査に不通orそもそも審査を拒否されることもあります。審査事項は入居者とほぼ同一です。なぜなら、負う責任も同じだからです。
※入居審査事項については、BLOG「保証会社の審査に落ちた場合はどうすればいい?事前の対策を大公開!」を参照ください。
そのため、定年していて貯金のあまりない祖父母等は連帯保証人をNGにされる場合が多いです(本質的には連帯保証人からお金を回収できるかどうかが判断基準です)。
緊急連絡先はどんな責任を負わされる?
結論からいうと、緊急連絡先は、連帯して賃貸借契約についての債務を負う必要はありません。
入居者が支払いをしておらず行方がわからなくなった場合などには、管理会社から「連絡がうまく取れないのですが、何かご存知ですか?」と連絡が入ったりしますが、督促を受けることはありません。
※余談ですが、私(エース不動産代表)が、過去家族の緊急連絡先になった場合に、家賃滞納があったときなぜか代位弁済を求められました。連帯保証人ではないため、支払う義務はないと主張したのですが、管理会社の担当者の方が、感情的になりそう言われたものと思います。このことから、潜在的に緊急連絡人が代位弁済を請求されることがあるかもしれません。実際は緊急(本人と連絡が取れない時だけ)の際の連絡先なだけです。
つまり、賃貸契約の際にはどういった形でも入居者の情報だけでは入居できない場合が殆どです(当社保有物件や、提携先オーナー様物件では入居者情報で契約できる物件もあります)。そのため連帯保証人であったり緊急連絡先であったり、賃借人以外の情報が必ず必要になります。
『連帯保証人になってくれそうな人には当てがないから、、』
という方は、保証会社を利用して債務を負う必要のない緊急連絡先になってくれる方を用意しましょう。
※保証会社については、「賃貸保証会社の種別、審査の特徴について10社を紹介!」を参照ください。
どんな人が緊急連絡先に設定できるのかに関しては次項で説明していきます。
↓↓審査突破のコツをYouTube動画でも解説しています↓↓
次項:【賃貸契約の緊急連絡先②】どんなときに連絡がいく?審査だけでも連絡されるの?・・・