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賃貸審査で年収が審査基準に足りない場合、共働きだと合算で審査は出来るのか
カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報  / 投稿日付:2024/08/02 00:00

年収が足りない場合は、物件により合算審査も可能です。一般的には申込人に対しての審査となるケースがほとんどです。


(この記事は、約5分で読めます)

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目次
1. 賃貸の審査とは
   1.1 間柄
   1.2 年収
2. 審査の仕方とは
   2.1 申込人ベース
   2.2 連盟契約
3. 合算で審査できる場合とは
4. まとめ





1. 賃貸の審査とは


賃貸物件を借りる際に何を見られるかというと、
一番大事な部分は
入居後に家賃をしっかり払っていけるかどうかという問題です。



他にも仕事内容や勤続年数、年収どういった方なのかを家主や管理会社は判断材料にします。

今回は単身の入居ではなく、同居人がいる場合で申込人(契約者)の年収が足りていない場合のお話をさせて頂きます。

 


✓間柄

まず、申込人と同居人の間柄はどういった関係なのかが問題です。

同居人ありの場合で、ご夫婦の入居ですと問題ないと言えます。

理由としては、籍が入っているので、家主も安心して貸せるということが大きいです。


次に少し難易度が高くなるのは、カップルの場合です。

上記で話したように、籍が入っていない事から、難易度が高くなります。


多い事例でお話しすると、引っ越し後に別れたために、どちらかが
退去する流れとなります。

そうなった際に、今までは2人で家賃を支払えていけたが、1人になると家賃の支払いが出来なくなり、家賃滞納をしてしまう事が多いです。

他にも、2人とも退去する場合も多く、入居したのは良いが退去となると、家主としては退去後のリフォームでお金がかかります。

家主としては長く住んでもらいたいという希望があり、
夫婦入居
に比べると、カップルの場合ですと退去の比率が多いので、全体的にカップルの入居を嫌がる家主が多いです。


一番、審査の難易度が高いのは、友人同士職場の同僚同士ルームシェアです。

それも人数によりますが、2人であればまだ可能性はありますが、3人・4人のルームシェアとなると格段と審査は厳しくなります。

 

先ほどのカップルのお話し同様に、

友達同士の場合、喧嘩や、彼氏・彼女が出来たからルームシェアを解消するという事も多く、
滞納や退去で家主はお金がかかるので嫌がります。


他にも友人同士や会社の同僚同士ですと、
友達や会社の仲間を連れ
てきて室内で騒いだりするという事も多いので、近隣トラブルも多いです。


こういったトラブルがあると、他の住人が退去してしまったりする
ので、
家主としては退去してしまう=家賃回収できない。
退去してしまうと、リフォームや再募集をかけるので、空室期間が出てしまう。


空室期間は家賃回収が出来ない為、マイナスとなります。



結果、トータルして考えると家主としては、
デメリットの方が大きい
ためルームシェアNGを出している傾向にあります。

 


✓年収

審査基準となる年収ですが、一般的には毎月の支払額(賃料+管理費)の3倍の月収が必要とされております。

月収が足りない場合でも、ボーナスがあるので年収計算でも問題ないです。

また、総所得での基準となるので、家賃補助や交通費も数字に入れても問題ないと言えます。


例として、賃料120.000円 管理費5.000円の物件を借りたい場合。

総賃料が125.000円となります。

125.000円(総賃料)×3(審査基準)=375.000円(月収の審査基準額)
125.000円(総賃料)×3(審査基準)×12(1年間)
=4.500.000円(年収の審査基準額)という計算になります。

 


2. 審査の仕方とは



審査の仕方は複数御座います。

例えば、ご夫婦の場合で契約者はどちらにした方が良いのかという問題です。

一般的には、年収の高い方を申込人にする事がベストです。


例えば、旦那様の年収が600万円 奥様が450万円だったとしたら
旦那様が契約名義人になるのが理想です。

しかし、中には奥様が会社から家賃補助が出るので、年収は旦那様より低いが契約名義人にしたい。
という事もあるでしょう。


そういった場合は、審査が通るのかどうかという問題が出てきます。

そんな内容を下記にて書かせて頂きます。



申込人ベース

審査の一般的な例として、申込人に対しての審査が行われます。

理由としては、保証会社の審査で同一物件の同じ部屋に対して申込人が2人になるのはおかしいからです。

その為、どちらか一方が契約名義人で、どちらか一方が同居人という扱いで審査にかけます。

結果、年収の多い方を契約名義人にする事が理想と言えます。

以上の事から、同居人の年収は審査に含まないケースがほとんどです。

また、合算審査ではありませんが、先ほどの年収の基準でお二人とも条件を満たしていればどちらを名義人にしても問題ないです。


古い考えの管理会社に関しては、なんで男性が契約者じゃないの?

なんて事を未だに聞いてくる所もあります。


もし聞かれたとしても、明確な回答が出来れば問題ありません。

ただし、審査に不安がある方でこんな発言はNGです。

・旦那がブラックなので私名義です。
・家賃滞納して強制退去なので、名義は私にしたいです。



など、他にも挙げればたくさんありますが、
審査に特化した
不動産業者へ足を運んでいれば問題ないですが、一般サイトで物件を見つけて、
その業者さんへ行きそんな話をしてしまったら
完全に審査で落とされてしまいます。


審査に不安がある方は、必ず審査や保証会社へ特化した不動産屋へ
行くことをお勧めいたします。

大丈夫だろう・何とかなるだろう・とりあえずやってみよう。

これはかなり危険です。


一度でも審査に落ちてしまうと、次の審査にも影響を及ぼします。

まずは、審査に特化した不動産屋へ問い合わせをする所から始めましょう。


気になった物件があったとしても、
公開している業者さんではなく
審査に特化した不動産屋へ同じ物件を問い合わせれば良いだけです。

実際に募集がある物件であれば、原則は取り扱いが出来るためです。

 


✓連盟契約

連名契約とは、それぞれが契約者になる契約方法です。

これは契約者が連盟契約をしたいと言っても、出来るものではありません。

連名契約で多いケースは、夫婦以外の籍が入っていないカップルやルームシェアの場合が多いです。

理由としては、最初に記載したように、どちらかが退去してしまった場合は家賃滞納のリスクが高まるためです。

その為、それぞれが契約者となり、それぞれが保証会社に加入し、
それぞれの身内の緊急連絡先の設定が必要となります。

そうすることにより、万が一 家賃滞納があったとしても家主が賃料の回収を出来る事から、
安心して契約締結できるので、
連盟契約なら承諾する家主もいらっしゃいます。


過去の事例として、私が対応した方々でこんな契約をしました。



地方から同じ大学に通う18歳(当時未成年)の女性3名入居。

それぞれが契約者でそれぞれの父親が保証人+保証会社へ加入。

場所は東西線の葛西駅と西葛西駅で3LDKの13万円の物件。

条件自体では40件ほど出ましたが、3名のルームシェアという事もあり、承諾が取れたのは2件だけ。

そのうちの気に入った方で申込し、無事契約となりました。

以上の事から、ルームシェアの審査は非常に厳しいという事になります。



連名契約のメリット・デメリットについてもお話ししておきます。

連名契約のメリットとしては、
代表の契約者がいるわけではないので、
入居者それぞれが契約者になります。
その為、高額の家賃でも人数で割る事が出来るので、単身で入居するよりも物件の設備は良くなります。

審査においても、家賃を契約者で割るので、審査基準の賃料も下がります。

審査に通りやすく、なおかつ良い物件に住めるのが最大のメリットです。



デメリットとしては、
家賃の支払いがそれぞれに請求がいくケースが
ほとんどです。

その為、同居人の支払い状況はどうなっているのか分からないです。

例えば、同居人が家賃を支払いしていなかったとなれば大きな問題です。

連名契約でも、一緒に住んでいる以上家賃の支払い義務は生じます。

どちらかが払っていない場合でも、家賃請求は来るので注意しなければならない点ですので、
ご注意下さい。

 

 

 

3. 合算で審査できる場合とは


これは完全に物件によります。

原則は申込人に対しての審査となるケースがほとんどで、同居人の年収は含まない事が一般的です。



特に大手管理会社の審査は厳しいので、申込人の年収が審査基準に達していない場合は、
審査が通過しないと言えます。

逆に地元の不動産屋で、融通が利く所や審査が柔軟な管理会社の物件の場合ですと、
申込人の年収が足りないから、同居人の年収もあるのでと
審査してくれる場合もあります。

ただし、申込人の年収が明らかに低い場合は断られてしまう事が多いので気を付けて下さい。

以上の事から、物件が気に入っても年収が足りない場合は審査が厳しい現状です。

連名契約できる物件を探した方が早い場合もあります。

また、連盟契約ではないですが、UR賃貸の場合ですと、
賃料の100倍の
預貯金があれば審査なしで入居可能です。
その基準がちょっと分からないですが、家賃が100.000円であれば、預貯金10.000.000円ないと駄目という事です。

 

結構ハードルが高い気がしますが、これくらいないと家賃滞納リスクは避けられないのでしょうか・・・



4. まとめ


申込人の年収が足りない場合、同居人の年収を合算できるかどうかは物件により異なります。

物件により違うというのは、管理している業者や家主、利用する保証会社の違いによるものです。

管理会社・家主・保証会社の三者の承諾を得られる物件を選ぶ事が出来なければならない為、件数としては非常に少ないです。

弊社でも同じような案件を複数契約していますが、審査や保証会社に詳しい不動産屋へ足を運ぶ事が第一です。詳しくないところですと、とりあえず審査に出してみましょう。等と言って安易に審査に出されてしまいます。万が一、それで審査に落ちてしまったら次に選ぶ物件の審査も通りづらくなってしまいます。


その点をご注意して頂き、より良い物件探しをしてください。

もちろん、我々エース不動産もお手伝い可能です。もし審査に不安がありましたら、お電話・メール・LINEでも構いませんので、お問い合わせ頂ければ幸いです。

 

 

この記事を書いた人

青木

業界歴 15年

15年間の不動産歴を元に、お客様へ最適なお部屋探しを提供いたします。上野で不動産経験が長いため、特に東側のエリアは得意です。 人生の思い出の1ページにそんなお部屋探しを目指します!



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